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球(kyu)

物事の多面性を突き詰めていくと、それは球体になる。

一面からの印象を強く残しそのまま焼き付いてしまった過去の出来事を、球体として捉え直してみる。

仕事を辞めて地元に帰ってきたノボルは、大学の同級生であるワタルに会おうとしていた。しかし、ワタルがかつて住んでいたマンションは取り壊されていた。彼がどこへ行ったのか一切の手がかりはなく、失踪ともいえる状況であった。ノボルは学生時代の自分とワタルが過ごした時代に思いを馳せる。

老若男女未来学園は、自主公演として「球(kyu)」という作品を上演した。天野は映像演出を担当し、過去のモヤモヤした曖昧な記憶を生成AIを用いて制作し、輪郭が切れた記憶の曖昧さを表現した。場面転換やオブジェクトの曖昧性をFrame Interpolation(フレーム補完)のAIを用いてつなぎ合わせることで溶けていくような映像を表現した。また、舞台美術に合わせて3台のプロジェクターの投影を切り替え、舞台を大きく使うことを行なった。

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Credit

企画: 老若男女未来学園

出演: 佐藤昼寝(昼寝企画)

    新山志保(盛夏火)

    森悟

作: 森悟 / 演出: 山﨑陶熙

プロデューサー:森悟

アシスタントプロデューサー・制作:小藤琴

PM:山田碩人、加納健一

空間デザイン:今井染

音楽:nekami

音響:山田碩人

照明:うめだ

テクニカルディレクション:まこぼうず

老若男女未来学園 プロジェクトページからの抜粋

Exhibition

自主公演

2024.1.13 - 1.14

at 新宿眼科画廊 スペース地下

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